いつもの昼休み。巣山と弁当食い終わって話をしてたとき。


「さっかえっぐち〜!」


「うわっ!」


「何話してんの〜?」


いきなり誰かが俺の後ろから抱きついてきた。でも誰だかはわかっている。


!いきなりはやめてくれっ!」


名前は。中学からの同級生。そして俺の好きな子。ただ今片思い中。


「だってがさ〜!今日も彼氏とイチャイチャしに行っちゃったんだもん!寂しいじゃん……」


はそう言いながら俺の首に後ろから手を回し、ぎゅうっと抱きつく。


(あわわ!やばいやばい!)


の友達のは今日も彼氏とどこかで会っているらしい。
その間毎日いつも昼休みに俺に抱きついてくるのだ。人の気も知らずに……


「なんではいつも抱きつくの?隣座ればいいのに。」


「あたしさ、誰かに抱きつかないと落ち着かないんだよね。なんか背中って安心するじゃん?」


「だからってなんで俺?」


「ん〜……栄口の背中は安心できるから?ってことで明日もよろしくね栄口!」


いつもと違い、俺から離れて隣に座りながらは笑顔でそう言った。









(明日もやられたら俺、心臓もたないかも)





初書き栄口くん!
080206 Maya